中年ぎっくり腰テニスプレイヤー、シングルスはじめました

土曜の夜にテニスのシングルスをはじめました!ぎっくり腰をわずらいながらも奮闘しています。

ホークスがCSで2連敗から3連勝。ファン歴30年の博多っ子が試合を分析してみた。

2017年のパリーグCS。

東北楽天ゴールデンイーグルスvs福岡ソフトバンクホークス

 

ペナントレースで優勝したホークスの1勝のアドバンテージで始まりました。

ホークス目線での分析をしてみるとこうなりました。

 

1~5戦全体の流れ

 

  • 第1戦。

 

ホークスはペナントレースで活躍した、柳田を欠いた打線

ただ、代わりにと言っては何だが、

ケガでペナント中盤から後半にはほぼ出場できていなかった内川が復帰

ひとり気を吐く。

得点は内川と今宮のホームランのみ。

打線的にはつながりがなく、決定打もなし。

 

 

 

ピッチャーは今年活躍した東浜が先発 。

東浜は楽天打線に3発のホームランを許したのが痛い。

第一戦の先発で、緊張もあったのだろう。

特に1回の先頭打者・茂木にホームランを打たれ、

楽天に勢いが出てしまった。

 

キャッチャーは育成から上がって今年活躍した、甲斐。

こちらも初舞台で緊張もあったか。

 

9回に楽天のクローザー・松井が出てくるが、

内川がホームランを打つ。

後々これが反撃の伏線となったと思う。

 

3-2で東北楽天の勝利。

 

 

  • 第2戦。

楽天の先発がサウスポーの辛島ということで、

対策として左に強い川島を起用するが、まさかの”ライト”での守備で起用。

普段は内野手で主にセカンドだが、

大事な試合で不慣れなところを任される選手の身にもなってほしいところ。

案の定、初回にエラーがでて先制点を許すいやな展開に。

 

それでも内川が同点ホームランで追いつくが、

やはり打線につながりがない。

結局得点は、ホームランだけ。

3番中村、6番松田に当たりがないのが痛い。

 

 

ピッチャーはWBCでも活躍した”おばけフォーク”千賀の先発。

初回こそエラーで得点を許すが、その後はいいピッチング。

7回に勝ち越し打を打たれ交代するが、三振も取れていた。

その後の継投はホークスの持ち味。

得点を許さなかったが・・

 

2-1で東北楽天の勝利。

 

  • 第3戦。

この1戦が決定的なターニングポイントとなった。

工藤監督が大胆に打線を入れ替え。

 3番の中村を7番へ、2番に城所を起用。

キャッチャーも高谷へと変更し、3番にデスパイネを組み込んだ。

外国人の起用はポイント。

なにかしら雰囲気を変える可能性を秘めているからだ。

数年前のイ・デホがそうだったように。

ペナントでは5番が定位置だったデスパイネを3番に入れたのはかなりギャンブル的な要素を含むと思う。

ただし、当たれば効果的。その結果が初回の攻撃にでる。

特に初回の楽天の攻撃で1点取られていたところに、

すぐ取り返すデスパイネのタイムリーとなったことが大きい。

 

2番に入った城所がファーストストライクできちんとバントを決めたことにも意義がある。

ペナントではとんと見かけなかった城所だが、

大舞台に出てきて結果を出すところがさすが一発屋

その後もツーベース2本と大活躍し、おいしいところを持っていく。

 

さらに4番内川の存在。

3試合連続のホームラン。今回は逆転の3ラン。

しかも楽天エースの則本から打ったというのが大きい。

 

そして、この”ノッてきた”打線に7番降格の中村が助けられる。

7番という打順でプレッシャーが取れたのだろう、8回ウラの2ランホームラン。

復調の兆し兼決定打だ。

 

結局8点の大量得点を奪うことに。

打線にもつながりがあった。

 

 

さて、ピッチャーだが、先発和田。

ベテランの投球術で楽天打線をかわしていっていってほしいところだが、

初回・2回とつかまり失点。先手を取られる展開。

5回にも同点ホームランを喰らい、5失点。

左の先発投手が少ないホークスには貴重な存在なのだが、

そろそろ厳しくなってくる年齢か。

 

その後のリリーフ陣は安定していて、すごいと思う。

右・左と駒も揃っているので、盤石だ。

 

5-7でソフトバンクホークスの勝利。

 

 

  • 第4戦

※この日は疲れていたため、半分ほどしかTV観戦していません。

 テキスト・結果を見ながらの考察となります。

 

楽天先発は西武から移籍の岸。

1番に第3戦で活躍した城所を起用。

残念ながらこの試合ではこの起用は当たらず!ヒットなし。

また、中村を5番に昇格し、長谷川を7番へ。

この起用は当たり、2回に長谷川のタイムリーで先制。

デスパイネのホームランもあり、一時リードするが逆転され、

嫌なムード。

それを吹き飛ばしたのは、やはり内川!

4試合連続のホームランで同点。

その次のバッター中村にもホームランが出て逆転!!

これで完全に勢いに乗った。。

 

 

ピッチャーはバンデンハーク。

ヤフオクドームではめっぽう強いのが売り。

長身から投げ下ろすストレートが武器。

4回にパスボールで同点を許す。いただけない。

5回には逆転されていた。(ここらの記憶なし)

ただし、そのあとを継いだリリーフ投手は良かった。

嘉弥真、石川、モイネロ、そしてサファテ。

サファテは8回から回をまたいでのクローザーとなった。

アウトはすべて三振という強烈さ。。。

 

3-4でソフトバンクホークスの勝利。

 

  • 第5戦

脇腹痛で戦列を離れていた柳田が合流。

しかも1番打者で。。。。

好調の中軸を変えずに、

そして最も打席が回ってくる確率の高い1番に起用する工藤采配!

しびれる!!

しかも的中。

初回に柳田の内野安打(ほぼヒット)から内川の犠飛で先制!

完璧。。。。

そのおかげか、ここまでなりを潜めていた松田が覚醒

初回に追加点となる2点タイムリー。

これで完全に役者が揃ってしまった。

松田の次の打席はなんとホームラン!

5-0と突き放す。

ちなみに楽天のピッチャーは美馬。

ローテーションを任されるいいピッチャーだが、この日はボールが高めに来ていた。

その後、柳田のタイムリー等もあり五回までに6-0の展開。

ほぼ勝負あり。

結局7点を奪う展開となり、打線に不安要素が見当たらない。

 

 

ピッチャーはWBC組、武田。

カーブとストレートの組み合わせと、コントロールが武器。

楽天は2回の攻撃で、アマダーが気のないスイングをしていたのが気にかかった。

そりゃハーフスイング取られるでしょ!?気のないスイングなんだから。

トントンと7回まで無失点。たいして危なげもなく、さすがという感じ。

その後、岩嵜、森、サファテで締めてゲームセット。

リリーフ陣のすごさが際立っていた。

 

0-7でソフトバンクホークスの勝利。日本シリーズ進出決定。

 

詳細は次回へつづく。