鼻から胃カメラの検査を受けて、ナミダとヨダレがだだもれ。経鼻内視鏡。
年始にハワイへと行きました。
久しぶりに”時差”というものを体験し、すっかり体調を崩してしまいました。
そんな中、健康診断を受けることに。
当日病院にて、あまり調子が良くないことを伝えると、診察もやりましょうという事になりました。
その診察の過程で、お腹の具合が悪いことを病院の先生にお伝えし、以前胃潰瘍をやった時のような感じの痛みである事をお話ししました。
以前やった胃潰瘍は、本当にしんどくて、夜中、どれくらいの時間だったでしょうか・・1時間以上は布団とトイレを這いずって行き来するような始末。
その当時、弟と二人暮らしをしていたのですが、自分があまりにもひどかったので、弟が救急車を呼んでくれて、近くの病院へと救急搬送されるという事態になりました。
薬だか注射だか処方してもらって、やっと落ち着き、朝方歩いて自宅まで帰ったような記憶が。。。病院がすぐ近くだったものですから。
今回の痛みはそこまでひどい痛みではなく、まあ我慢はできるくらいだったのですが、感じがちょっと似ていたので、先生にお話しておこうと。
以下、なんとなくの会話で。
先生「胃潰瘍やったのって、いつ頃ですか?」
自分「そうですね~、10年以上、15年くらい前でしょうか」
先生「ずいぶん前ですね。それ以来、症状はどうですか」
自分「特に悪いと思ったことはありません」
先生「内視鏡検査をおやりになったことはありますか」
自分「はい、以前潰瘍になったときに」
先生「それ以降ではどうですか」
自分「やってないです」
先生「では随分期間が経っているので、一回、検査しておきませんか」
・・・以下云々・・
まあ、ここ3年くらい人間ドックにも行っていないので、一回受けておくかという気になりました。
そういうわけで、この日は診察と健康診断をしてもらい、胃カメラの予約をして帰宅。
さて、検査の日。
病院の開始時刻10時から予約ました。
当日は朝から絶食。ま、当然ですよね。
検査開始時間が遅いとひもじい思いをします。
まず検査前に問診。
同時に、自分の場合は肝臓やら膵臓やら内臓系の超音波検査も一緒にやってもらう予定だったので、先にそちらを済ませてもらいました。
その後別室にて、胃の中の泡を消すための薬を飲んで仰向けに寝かされ、血圧測定やら採血やらをして、どういった流れで検査するか、看護師さんの解説をききます。5分くらい看護師さんが弾丸トークでしゃべりまくります。
そして麻酔。
鼻の中にちょっとつんとする麻酔薬を注入。
これがなぜか、イチゴ風味。喉に流れてくるのでごっくん。
5分くらいおいて、麻酔が効いてきたらどっちの鼻から入れるかを決めます。
通りのいい方を選びます。
それから、鼻の中に管を入れます。カメラが入る軌道を確保するためなのでしょう。2段階(細い→太い)で入れます。
そのあとに喉の麻酔。
耳鼻科で使うような、先から霧吹きのように薬液が噴霧される道具でシュッシュしてもらいます。
最後に胃の活動を抑制する注射を腕に打たれます。
カメラが入っていくと、体は異物が入ってきたと思って自然と吐き出そうとするのだそうで、それを抑制するらしいです。
しかしこの注射、イタイ。。。かなり、痛い。
筋肉注射だそうです。即効性があるんですと。
そんなこんなで、やっと検査前の準備が終わりました。
ここまで、およそ1時間。
超音波の検査などが無ければ、もっと早く始まるでしょうね。
さて、いざ検査開始。
ゲップを我慢してください、唾液は飲み込まないでくださいなどの注意事項を申し渡され、横向きに寝かされて、鼻の穴からカメラ挿入。。。。
痛いとは感じませんでしたが、やっぱり喉のあたりから入っていくときに、
おえっっっ、、、てなります。
もちろん何もでませんが、気持ちのいいものではないですね。
看護師さんが背中をさすってくれます。
モニターにカメラからの映像が。
喉から食道、胃の方へとどんどん入っていきます。
そしてついに胃に到達。
正直な感想としては、めちゃめちゃきれいじゃん!! って思いました。
つるんって感じ。
胃の中でカメラがグイグイ動きます。
あっちゃこっちゃをくまなく撮影。
カメラの向きを変える為に、先生がカメラ操作のダイナミックな動きをみせます。
何かあれば、先生が解説をしてくれると思いますが、特になにかひどいものがある感じでもないので、淡々と進みます。
ひととおり撮影して、サンプルをとるために、細胞をちょっと取られます。
その時に、すこし出血するんですよね。。。
ひとつ赤いポッチがあったので、その部分の細胞も取られました。
以前やった胃潰瘍の跡が見れるかも、みたいなことを先生は言っていましたが、そんなあとは全くなく、ちょっと拍子抜け。
そんなこんなで、検査終了。
およそ5~6分くらいだったでしょうか。
検査前には10分くらいで終わります、といわれていましたが、もっとはやく終わったように感じます。
カメラを抜く時にも、どこを通っているかが感じられるんですよね。
あまり、気持ちのいいものではありません。
カメラが抜かれると、やっぱりホッとしました。
検査が終わって、自分の状態を改めて見てみると・・・・
つばは飲み込めないので、ダダ流し状態。
痛くはないのですが、なみだも自然と出ていました。
無力感は半端ないです。
その後は、さっき撮影した写真を見ながらの解説となります。
特に問題もなく、良好とのことで、まあ安心ってとこですかな。
結局、なんだかんだで2時間半近くかかりました。
受診した病院が、当日かなり混んでいたという事もあり、時間がかかってしまったというのもあるようです。検査中、看護師さんも先生も「今日はちょっと患者さん多いね~。時間かかってすみません」って言ってましたから。
最近は鼻の穴から内視鏡を入れる経鼻内視鏡というのが主流のようです。
以前潰瘍をやった時は経口でした。
リアルタイムでモニターを見るのは怖い、また、おえっとなるのが嫌だ、などの場合は、麻酔で眠らせてもらって、あとで画像をみながら解説だけしてもらえるというのも可能だそうで、こっちの方がもっとも楽なパターンでしょう。
★経口の検査と経鼻の検査とを比較して
正直、経口の検査が前過ぎて、よく覚えていないので、比較しづらいです。。。
カメラが入っていくときにおえっとなるは、やっぱり一緒のような・・・
経鼻の方がしんどくないということらしいのですが、自分的にはどっちもどっちかなっていうのが正直な感想です。
本来ならば、年に1回くらいは検査を受けた方がいいと病院関係の人はいいますよね。
ですが、しんどいですし、費用もそれなりにかかります。
今回自分は、超音波の検査なども含み、18000円くらいかかりましたが、内視鏡だけだと11000円位だそうです。
自分的には、なかなか頻繁に受けようと思えないですが、たまには・・・というくらいでしょうか。
胃カメラご検討の方のご参考になれば。